IT化からDX推進

2000年当初より、企業の合理化・スピードアップ・大量データ処理のためにコンピュータシステムが導入されてきました。昨今ではIT化の目的で多くの企業で「人事・給与」、「財務会計」、「販売管理」などのパッケージが導入されています。IT化は従来の業務プロセスをコンピュータに置き換えたり、手作業をEDIデータによって入力を電子化することで合理化・効率化することが目的です。
「DX推進」ではもう少し広域な目的を含みます。「IT化」と「DX推進」の大きな違いは、従来の業務プロセスの見直しからスタートすることです。DXは、業務間のデータ連携や取引先とのデータ連携はもとより、社内に埋もれていたデータや、オープンデータを活用した競争力強化(付加価値)、情報戦略などスピード経営と直結しています。

>導入手順

1.業務の棚卸
 社内で発生している紙媒体、会社または個人で管理・作成しているEXCELシート、社外とのやり取り(伝票やFAX・メールなど)を調査し、目的や発生頻度を調査します。

2.現状業務フローの把握
 現状の業務の流れを作成します。決済者(職務分掌)や承認基準と否決された際のフローを含め企業活動全体を把握します。

3.基本業務のシステム化
 給与計算や財務会計など特殊性のない業務のシステム化状況を把握します。基本業務のシステムは低価格のパッケージシステム(サブスクリプション課金)もあり、導入効果が期待できます。販売・仕入・生産管理などの基幹システムの導入もこのフェーズで実施することもできますが、DX推進に際してシステムの再構築や改修が必要になる場合があります。
多くの企業はこのフェーズで止まっています。

4.DX推進:業務プロセスの改革
 現状の業務プロセスの見直しを行います。業務プロセスの見直しでは自社だけで解決することは少なく、取引先や得意先とのデータ連携(SCM)が必ず必要になります。そのため、SCMの構築やSCMへの参加が必須になります。
このフェーズでは、システムの改修やデータのI/F機能を追加する必要があります。
業務プロセスの見直しのポイントは、企業活動の効率化、経営判断・承認のスピードアップなど、全体最適化です。

5.データ活用
 DXが目指すゴールは、様々なデータを集約し活用することで、「あらたな付加価値を創造」することです。
付加価値は、社外向け(作業の効率化・スピードアップ)だけでなく、自社のお客様に向けた新しいサービスの提供を目指します。

株式会社シンク情報システム SYNC 山梨 甲府 DX推進 IT化 情報戦略

プライム
& ワンストップ

DX化・情報戦略は企業において生命線となっています。情報システムは、作業の合理化・高速化による生産性向上はもとより、経営判断・予測を支援するための重要な武器です。

しかしながら、システム化に関する明確なロードマップ(リテラシ形成や投資計画による情報化フェーズ設定)がないまま、システムを導入するため、十分な投資効果が得られていないケースや、資源・データの有効活用が図られていないケースが数多くあります。特にCIO(情報戦略責任者)が存在しない中小企業ではその傾向が顕著に現れており、ITの技術進歩と、ユーザとの距離は広がる一方です。

このような状況下で、ITベンダー主導で導入された情報システムは、お客様の描いたコンピュータシステム像とはほど遠いものとなってしまう場合が少なくありません。これは、ITベンダの業界知識・業界トレンドへの認識不足と、導入ユーザーの意識不足が主な原因です。

SYNCでは、お客様サイドにたって、お客様の業種・業態のトレンド調査と、CSF(Critical Success Factor)とTCO(Total Cost of Ownership)に基づき、将来的・総合的に状況と要求を分析・判断し、業務分析~提案~運用支援まで、ワンストップでBPOを提供しています。
株式会社シンク情報システム SYNC 山梨 甲府 Iot システム開発 データ分析 SYNCの強み 株式会社シンク情報システム SYNC 山梨 甲府 Iot システム開発 データ分析 SYNCの強み

マルチプラットフォーム
・マルチベンダー

従来の企業IT化はシングルテクノロジーで実現できました。
サーバーはデータベースのために、端末はエントリ・集計・印刷業務というスタイルが一般的で、主にWindowsプラットフォームが中心で、「~管理システム」という機能で表現されてきました。しかしながら現場でのIT活用ニーズやEDIなどによる外部連携(SCMなど)、よりリアルタイム性の追求、より自動化のニーズを実現するためには、シングルテクノロジーでは実現できません。
SYNCでは、Windowsプラットフォームだけでなく、IaaS環境(AWS/Azureなど)、モバイル用のAndroid/iOSプラットフォームからIoTデバイス(Python)まで、マルチプラットフォームでシステムの構築・提供が可能です。
様々な市販パッケージシステムとの連携や、RPAによる自動化などにより、マルチベンダーへのインターフェイス(ファイル・API)などにも対応しています。
SYNCはマッシュアップでお客様のDXを推進します。          
株式会社シンク情報システム SYNC 山梨 甲府 Iot システム開発 データ分析 SYNCの強み

評価・開発環境

近年、情報プラットフォーム(ネットワークや、OS、ディスクトップツールなど)のライフサイクルが非常に短くなっています。それに伴い、企業における情報システムの構築では、システム寿命をどれだけ長くとれるかを意識する必要があります。(=情報投資効率)

SYNCでは、このようなプラットフォームの差を吸収・評価するために、フィジビリティースタディーから、インフラ評価に至るまで、一貫して社内対応しています。そのために、最新のインフラ・運用環境から、サポート可能な旧製品の環境を仮想環境(Hyper-V)で保持し、様々なバージョンで評価できる環境を用意しております。
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